Lumière noire. もうひとりの、tomo。

心の水面に浮かんだ言の葉を、ただありのままに。静謐な時間。LumièreとNoireの混じり合う瞬間を、そっと掬い上げる。

夜明け前

夜明け前の この時間が、好き。 丑三つ時、と言うと ちょっと怖い気がするけれど。 草木も眠る夜中の2時すぎから夜明けまでの時間は、 眠らない街 TOKYO でさえも、ほんの少し、穏やかになる。 子供の頃。 しーんと辺りが静まり返った家の中で 起きているの…

言葉の無力さ。その暴力性と繊細さ。

言葉って、難しい。 言葉を並べれば、並べるほど。 言いたいことから、もっともっと、かけ離れて行く気がする。 どんなに言葉を尽くしても、伝えられない気持ちがある。 どんなに言葉を駆使しても、越えられない壁がある。 言葉よりも、 風が運んだ一筋のメ…

夏の夜の夢。

薄暗い路地裏の奥。重い扉をそっと押し開く。 カラン…。 控えめに、ドアに据えられたベルが鳴る。 マスターが、カウンターの中から視線だけ投げて寄越す。 「ミッド・サマー・ナイツ・ドリーム」 呟いた数分後には、 砕かれた氷に彩られたグラスが、スッと現…

もうひとりの、tomo。

【ともに きなりに】をはじめて、約2週間。 【ともに きなりに】のtomoは、 まちがいなくホンモノのtomoなんだけど。 tomoのすべて、ではない。 そんなtomoと、 もうひとりのtomoのバランスをとりたくて つくったのが、Lumière noire. Lumière は、ひかり。 …